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【楽曲紹介】 ヴァンデンバーグ(VANDENBERG)「Burning Heart」

※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します!

 

オランダのハード・ロック・バンド、ヴァンデンバーグ(VANDENBERG が、1982年にリリースした1枚目のアルバムVandenbergの4曲目に収録。

 

ヴァンデンバーグ約3年ぶりのニューアルバム『Sin』の発売を記念して、その前後にヴァンデンバーグのプチ特集をお送りしています〜。完全に新作の耳直し(汗)ですね。。

 

今回はセルフタイトルのデビュー作からですが、過去に1曲くらい紹介したかと思いきや初めてで、聴いてきた回数の多さから考えると意外でした(笑)。一般的に2枚目の『Heading for A Storm』を最高傑作に挙げる方々が多そうで、自分もそうなんですが、1枚目もほぼ同等にずっと愛聴してきました。

 

1曲目「Love In Vain」のゆったりしたシャッフルビートの入りからして、その余裕のかまし方が新人バンドとは思えませんでしたし、ギミックに頼らない生々しい音像の中で、良質なハードロックが展開されていく様は、聴けば聴くほどに味が出まくるスルメ型作品として、何度もリピートしたくなりますね〜。

 

欧州勢ならではの「Too late」のような劇的メタルチューンもありますけど、基本は70年代の伝統的なハードロックを80sにアップデートしつつ、乾いた質感のサウンドが主軸になっています。当時、テキサス等アメリカ南部でやたらと本作が受けてるというニュースが伝わりましたけど、サウンド的にはそれも納得できるところです。

 

アルバムを通して聴ける作品ですけど、やはり1曲と言えば今回バラード括りでピックアップした「Burning Heart」でしょう!アメリカのバンドとは一味違う、哀感と抒情性を滲ませたパワーバラードは、いつ聴いても心の琴線に染み渡りますね。

 

エイドリアンのアコギとレスポールを巧みに使い分けたプレイが冴えわたり、美旋律を奏でるリードは、おのずとマイケル・シェンカーを想起します。指先のニュアンスが伝わってくる、生々しいサウンドメイキングも素晴らしいですね。

 

全米TOP40にいきなり入る高評価を得たのも納得で、Spofifyでの再生回数も他の曲と一桁違って、約550万回も再生されています。これからも80sHM/HRの名バラードのひとつとして聴き継がれていくでしょう。

 

何回でも書きますけど、ヴァンデンバーグのシンガーはバート・ヒーリンクしか勝たん!(笑)。あとドラマーもジョス・ズーマーで決まりですね!

 

ぜひ一度聴いてみてください!

Burning Heart

Burning Heart

  • provided courtesy of iTunes