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【楽曲紹介】 スティーヴ・ペリー(Steve Perry)「You Better Wait」

※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!

 

アメリカのメロディアス・ロック・シンガー、スティーヴ・ペリー(Steve Perry)が、1994年にリリースした2枚目のソロアルバム『For the Love of Strange Mediineの1曲目に収録。

 

これまでスティーヴ・ペリーのクローン、そっくりさんはたくさん紹介してきましたけど、肝心のご本人を一曲も取り上げていないことに今頃気づき(汗)、今日はようやく本物(笑)でいってみましょう〜。

 

ペリーが98年にジャーニーから2度目の離脱をして以来、早25年の歳月が経過したんですね。その間に、スティーヴ・オージェリー、アーネル・ピネダと素晴らしいシンガーがジャーニーに参加しましたが、彼らがペリーの幻影を追えば追うほどに、ペリーの偉大さに改めて気づかされたように思えます。ペリーへの未練を滲ませてきたニール・ショーンこそが、それを最も実感しているかもしれませんね。

 

ペリーのそっくりさんシンガーについても、例え同じ声質と声域で歌えたとしても、あくまでもコピーの領域を出ることはなく、ペリーの背中はどんどん遠く大きな存在になっていくように思えました。その唯一無二の表現力は、やはり何人もその領域に達することはできないんでしょう。

 

ジャーニーでの史上に残る歌唱と同様に、ペリーの偉大さを実感するうえで忘れられないのがソロ作品ですよね。「Oh Sherry」の大ヒットとともに、80sの洋楽全般でも欠かせない1枚である『Street Talk』はもちろん素晴らしい作品ですが、個人的にはそれ以上に好きかも?しれないのが、この2枚目のソロ作です。

 

87年にジャーニーを離脱して以来の作品ということで、当時の期待感もひとしおでしたね。西海岸を中心とした名うてのミュージシャンを起用し、実際に上がってきた音像が、前ソロ作以上にジャーニーライクな産業ロック風味で、ペリーのボーカル力が100%発揮された快作となりました。

 

今回ピックアップした「You Better Wait」は、収録曲の中でもとりわけジャーニーのテイストが強く感じられるアリーナ/産業ロック・チューンです!甘くキャッチーで伸びやかなメロディとペリーの至高のボーカルパフォーマンスが、聴くものを夢見心地にさせてくれますね〜。

 

ペリーも御年74歳、近年のソロ作『Traces』でも健在ぶりを見せてくれましたが、奇跡のジャーニーとのコラボはまだ可能性があるのでしょうか、、。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!  

You Better Wait

You Better Wait

  • provided courtesy of iTunes