※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ジンジャー・リン(GYNGER LYNN)が、2009年にリリースした1枚目のアルバム『Gynger Lynn』の1曲目に収録。
今回はアメリカの80sヘアメタル系発掘レーベル、エオニアン・レコーズのラインナップいから、ジンジャー・リンというバンドをご紹介しましょう〜。以前エオニアン関連ではシェイク・シティというバンドを取り上げましたが、この両バンドのCDは、すでにソールドアウトのようで、ストリーミングのみで聴ける状況ですね。
エオニアンからは相当数のバンドがリリースされてますので、作品の当たり外れ同様に、セールスにも差異が意外とあるんでしょうね。
さて、ジンジャー・リンは89年にシカゴで結成された4人組です。結成してほどなくして、精力的なライヴをこなす中で、地元のシーンでは早くも注目を集めたようですね。メジャーレーベルとパイプのあるマネージャーもつき、次々に楽曲をレコーディングしていきました。
当時はブルー・オイスター・カルトを始め、有名バンドの地元でのオープニングを務めたようです。順風満帆かと思いきや、メンバーチェンジも発生。メジャーレーベルへのショーケースも行いましたが、結局90年代の時代に抗えず、94年に解散しました。
今回取り上げたアルバム『Gynger Lynn』は、90年から91年の3回に渡ってレコーディングした音源が収録されており、上記のタイミングと思われますね。全13曲はそのまま発売できそうなものもあれば、デモレベルも散見されます。
典型的な80sのヘア・メタル的な音楽性で、メロディ重視なので聴きやすさは十分ですね。楽曲にせよ、パフォーマンスにせよ、十分及第点なので、このバンドもまた、適切なプロデューサーや環境があればそれなりに化けたかもしれません。
今回ピックアップした「Dirty」は、アルバムのオープニングに相応しい、勢いたっぷりの文字通り”ダーティー”なムードも漂わせたアメリカン・ハード・ロック・チューンです!プロダクションもいいですし、シンガロングできるサビなど、当時のメジャーバンドにヒケをとらない1曲ですね。
未発表音源のアルバムはもう1枚、2010年にエオリアンからリリースされており、こちらもストリーミング化されています。
ぜひ、一度聴いてみてください!