※何度聴いたかわからない!HM/HRの定番曲を改めてご紹介していきます。
イギリスのハード・ロック・バンド、 ディープ・パープル(DEEP PURPLE)が、1972年にリリースした6枚目のアルバム『Machine Head』の 5曲目に収録。
いやあ〜、こんな超有名曲を2024年に改めて取り上げることになるとは、自分でも思いませんでした(笑)。ハード・ロックの基本中の基本のアルバムにおいても、さらに基本の中の基本の基本?、いっそ何回でも基本を並べたいくらいの楽曲ですもんね(笑)。
すでに各種音楽サイトでニュースになり、商品の予約も始まっていますが、ディープ・パープルのアルバム『Machine Head』のスーパー・デラックス・エディションが、海外ではこの3月29日に、日本では4月24日に発売になります。
3CD+Blu-rayディスク+アナログ盤という仕様で、ドゥイージル・ザッパによる2024年最新リミックス、リマスター音源、71年当時の貴重な未発表ライヴ音源等が、ガッツリこれでもかと収められています。
発売から50年以上で、ちょうどのアニバーサリータイミングではないですが、ディープ・パープルを追いかけてきた年季の入ったファンは勿論のこと、ロックにおける歴史的な資料としても、幅広くロックファンに注目されるリリースでしょう。
この発売に先駆けて「Smoke On the Water(2024 Remix)」が、各種ストリーミングにアップされました〜。筆者もそうでしたけど、エレキギターを志す人なら、必ずや弾くであろう超有名ギターリフですけど、世界中で一度も弾いたことがないギタリストを探す方が難しそうですね。個人的にはギターソロを完コピ(なんちゃってですけど)してみたのも、この曲が初めてだったかもしれません。
そんなリッチー・ブラックモアのギターのみならず、イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァー、ジョン・ロード、そしてイアン・ペイスという最強の布陣のみが生み出す、今さら説明不要のすべてのパート1音1音が、多くのHM/HRファン、ロックファンにとって染み付いているでしょうが、今回の発表されたのがドゥイージル・ザッパによる「2024リミックス」になります。
この曲のアイデアが生まれた発端となったのが、スイス・モントルーのカジノ内ステージにおけるフランク・ザッパ率いるザ・マザーズ・オブ・インベンションのショウの最中に起こった火災だけに、フランクの息子であるドゥイージルが今回関わったのは、何とも因縁があって面白いですね。
こうしたリミックスものは結構微妙なケースも多いんですけど、今回のモノは原曲を最大限リスペクトしつつ、現代風のエッジの効いた装飾がなされていて、楽曲に新たな息吹が吹き込まれたようなフレッシュな感覚を抱きました。
そして!今回の目玉がこの曲初となるオフィシャルのミュージックビデオが公開になったことですね。
すでにご覧になった方々もたくさんいるでしょうが、個人的には、アニメーションを主体にしつつ、昔のライヴを絶妙に織り交ぜた斬新な映像を見て、すごく古いモノとして捉えていたこの不朽の名曲が、鮮やかでカラフル、立体的、そして真新しい存在として、違った魅力で迫ってきたのには驚かされました。
ドゥイージルのリミックスと完璧にマッチしているのも素晴らしいですね。映像の構成も歌詞に沿っており、前述したスイスにおける楽曲の成り立ちが表現されています。YouTubeでは日本語の歌詞字幕が流れるので、そのストーリーも含めて楽しめるでしょう。MVはApple Musicにもアップされています。
今後明らかになるアルバムの他の楽曲のリミックスやライヴ音源も楽しみですね。ストリーミングでも十分に堪能できるでしょうが、お財布に余裕があれば(笑)、完全限定なので早めにフィジカルをゲットするのもいいですね。
改めて、ストリーミングでも一度聴いてみてください!