※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します!
アメリカのギタリスト / シンガーソングライター、ジョシュア・ペライア(Joshua Perahia)率いるクリスチャン・メタル・バンド、ジョシュア(JOSHUA)が、1983年にリリースした1枚目のアルバム『The Hand Is Quicker Than the Eye』の2曲目に収録。
11月が来ると毎年必ずのように思い出すアーティスト、そのひとつがジョシュアです。とにかく今回ピックアップした「November Is Going Away」の印象が強過ぎて、メタルマニアの間では、ある意味アーティスト名よりも有名なのではないでしょうか。当時日本盤が出た際は、ジョシュア名義でしたが、今ストリーミング上の登録は、Joshua Perahiaになっていますね。
ストライパーよりも以前から活動している、クリスチャン・メタルの元祖的なバンドのひとつだけに、メロディへの拘りが強く感じられますね。ただしアルバム全体を聴いてみると、以外とジャーニーっぽいカラッとキャッチーなハードロック辺りも多く、叙情的な雰囲気だけを期待すると、ちょっと肩透かしを食らうかもしれません。
ちなみにタイトルをそのままイラストにしただけの(笑)ジャケットのデザインがひどい!と批判もあるようですが、個人的にはギターの描写とか一周廻って意外と気に入ってます(笑)
それにしても、「November Is Going Away」が醸し出す、ヨーロッパのバンド真っ青の叙情性と、ジョシュア・ペライアがこれでもか!と弾きまくる、マイケル・シェンカーもびっくりの泣きのギターの雨あられは、一体どこから生まれたんでしょうか。何度聴いても深遠な感動を呼び起こしてくれます。
こうした隠れた真の名曲を愛する、日本のメタルファンの見識眼は素晴らしいですね。ヘヴィ・メタル史に残るパワーバラードの超名曲として、いつまでも語り継がれていくでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!