無事、昨年よりは穏やかな新年を迎えました〜。年末のTVは恒例のガキ使もなくなって、観るものがなくなってしまい、紅白をちらりとザッピングしましたけど、全然知らないアーティストが出ていたり、逆に未だ同じ曲を歌い続けている歌手がいたりと、、なかなか厳しかったですねえ〜。昨年、一昨年とKISSやクイーンの登場でHM/HRファンでも楽しめる企画がなかったのは、少々がっかりでした。
いつも年末年始になると思い出すのが、89年〜91年にかけて東京ドームで行われたカウンドダウンライヴです!もう30年以上も前の出来事ですけど、80年にHM/HRがメインストリームの音楽として認知されていた証と言える、今考えると夢のようなイベントでしたよね。
アリーナロックの覇者として、堂々と凱旋したボン・ジョヴィの勇姿も感慨深かったですが、個人的には91年が一番の満足度の高い内容でした。ラインナップは正直言って謎で、メタリカをトリに、ヨーロッパ、テスラ、サンダーって一体。。。特にメタリカとヨーロッパの水と油感はかなりありました。
ボン・ジョヴィ等が出演した前2年に比べちょっとマニアック過ぎたためか、ドームの上層階は空席が目立っていた記憶があります。おそらく6〜7割の入りだったんじゃないでしょうか。それでもサンダー、テスラとライヴに定評のあるバンドがオープニングから続き、かなりいい雰囲気で会場は盛り上がっていきました。
懸念のヨーロッパは、メタリカの熱狂的ファンにとっては、トイレタイムと化してしまいました。アリーナでも座り込む人がいた記憶があります。それでもヨーロッパ自身もアウェイの状況を理解しているのか、いつもよりも攻めた渾身のパフォーマンスを披露。とりわけレア曲「Screaming of Anger」は、バンドのそんな姿勢を象徴するようで、胸にググッと迫る演奏でした。
そして、メタリカのライヴは、オーディエンスの少なさを忘れさせる凄まじい盛り上がりで、飛ぶ鳥を落とす勢い見せつけました。年越しのカウントダウンのタイミングを誤ってしまい、「One」を途中から凄まじいスピードで演奏して、ギリギリでカウントダウンのコールに間に合ったのは、ハラハラさせてくれて面白かったですね〜。
メタリカもブラックアルバムからの楽曲を初披露したわけで、80sを象徴するヨーロッパへの風当たりの強さも含め、80年代と90年代のHM/HRシーンの構図が本当の意味で入れ替わった、象徴的なライヴだったともいえるでしょう。
さて、一昨年来ずっと毎日欠かさずブログを綴ってきましたけど、自分の備忘録程度の内容にもかかわらず、次第にアクセス数が増えてきて、嬉しくも正直びっくりしています。
今年も引き続き、体調不良以外では(笑)できるだけ毎日、その日にふと浮かんだ楽曲について綴ってみたいですね。サブスク・ストリーミングでHM/HR、さらには付随する他ジャンルの音楽を楽しむ一助になればという想いもありますので、ブログの方も改善を重ねてみたいと思っています!
新年の一曲目は、30年前の攻めた姿勢を見習って、ヨーロッパのこちらでいってみましょう!