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【R.I.P.】バーク・シェリー(Burke Shelley)/ バッジー(BUDGIE)

バッジー(BUDGIE)のヴォーカリスト / ベーシスト、バーク・シェリー(Burke Shelley)が、2022年1月10日、71歳で亡くなりました。

 

また70歳前後という、まだまだ若い年齢でのロック・ミュージシャンの訃報ですね。。本当にこの辺りの年齢が多いことに驚かされます。往年のロッカー達のライフスタイルとは、やはり無関係でないのかもしれません。

 

英国ウェールズ出身のハード・ロック・バンド、バッジーの中心人物として、創成期から活躍したのがバークでした。HM/HRファンにとっては、何と言ってもメタリカがカヴァーしたバンド、としての知名度が大きいでしょう。

 

そのカヴァー曲「Breadfan」は、まるでメタリカの楽曲のようにしっくりきましたし、もう1曲カヴァーした「Crash Course in Brain Surgery」も、独特のリズムが新鮮で、これを70年代初期にやっていた、バッジーのセンスの良さを振り返って知ることになりました。

 

他にもNWOBHMをはじめ、多数の海外メタル勢や、日本でも「針の山」として「Breadfan」をカヴァーした人間椅子などにも、多大な影響を与えています。ブラック・サバスにラッシュ的なプログレ風味をブレンドした独特な音像は、振り返って聴いても、先駆者として語られるに相応しいオリジナリティに溢れています。

 

単にセールス数からは測れない、のちのHM/HRシーンへの貢献度を感じずにはいられませんし、そのバッジーを率いたバークの功績は永遠のものとなるでしょう。

 

 今回の追悼の1曲は、代表的なNever Turn Your Back on a Friendか『In for the Kill 』からと思ったんですが、この2枚はストリーミング解禁されていません。。この機会にバッジーの音楽に多く触れてもらえるように、解禁されればいいですね。ちなみに「Breadfan」「Crash Course in Brain Surgery」の2曲だけは、オムニバスやシングルで聴くことができます。

 

アルバムで聴けるのは初期2枚のですので、71年のデビュー作『Budgie』のオープニングを飾る「Guts」をピックアップしてみました。時代を考えれば十分にヘヴィでひきづるようなリフを響かせる音像と、特徴のあるバークのハイトーンを聴きながら、ご冥福をお祈りしたい思います。

 

R.I.P. Burke Shelley

Guts

Guts

  • Budgie
  • メタル
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes