※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!
カナダのメロディアス・ロック・バンド、ハーレクイン(HARLEQUIN)が、1980年にリリースした2枚目のアルバム『Love Crimes』の1曲目に収録。
日本ではあまり知名度が高くない良質なメロディアス系のロックバンドが、カナダには沢山いますけど、ウィニペグ出身の5人組、ハーレクインもそんな中のひとつです。結成は75年で、地元での活動からトロントに拠点を移し、エアロスミス等の名プロデューサーで知られるジャック・ダグラスの関係者に見出されました。
そのことでメジャーのエピックと契約し、79年にデビュー作『Victim of a Song』をリリース。以降、82年の3枚目『One False Move』まではジャックがプロデュースをはじめ、様々な形で関与しています。そうした強力なバックアップもあって、シングルを含む作品は軒並みカナダのチャートにランクインして、国内では相応の成功を収めました。
84年の4枚目『Harlequin』で事実上解散したものの、散発的な活動を継続。2004年にハーレクインⅡと名乗り、新作もリリースしています。2006年にはウェスタン・カナダ・ホール・オブ・フレームに選ばれるなど、日本では想像できないほど本国では評価されている存在だとわかりますね。
今回は2枚目からピックアップした「Innocence」は、オープニングに収められており、80s風味全開の良質なメロディアス・ハード・ロック・チューンです!ポリシンセの爽快な響きをバックに、何とも甘酸っぱく切ないメロディが胸に迫ってきますね〜。
本国チャートで29位と、バンド史上では1,2を争う好セールスを記録しています。Spodifyの再生回数も約450万回と一番ですね。一方で当時、日本盤のLPすら発売されていないのですが、99年に世界初CD化として日本盤がリリースされています。
ストリーミングでは1〜3枚目のアルバムを聴けますので、彼らの良質なメロディをぜひ堪能してほしいですね。ちなみにApple Musicは別バンドのハーレクインのアルバムをごちゃ混ぜの括りに入れてるので要注意です!こういう間違い多いですよね。。
ぜひ、一度聴いてみてください!