※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します!
アメリカのハード・ロック・バンド、ファイアーハウス(FIREHOUSE) が、1985年にリリースした3枚目のアルバム『Seven Wishes』の5曲目に収録。
先日はC.J.スネアの残念な訃報をコラムについてお伝えしましたが、これまでに発表した音源も意外と少ないので、久々にファイアーハウスを追悼も込めて聴いていました〜。
当たり前なんですけど、優れた楽曲と良質なメロディに溢れてるなあと改めて実感させられますね〜。とりわけデビュー作の完成度の高さは、30年以上経った今もなお色褪せないですよね。
そうしたC.J.やファイアーハウスのメロディメーカーとしての非凡さをより味わえるのがバラードナンバーでしょう。80年代に数多生み出されたヘアメタル系のバラードチューンですけど、90年代になって生みだされた名バラードとして忘れられないのが、今回ピックアップした「Love of A Lifetime」です!
ビル・レバティーが静かに奏でるアルペジオに導かれるように、C.Jが歌い始めるメロディは、どこまでも自然な優しさと希望に満ち溢れ、分厚いコーラスワークをともない、聴くものの心にじんわりと染み入る感動を与えてくれます。
後半は転調し、クライマックスに向かって一気に盛り上がっていく展開も素晴らしいですね〜。ファイアーハウスのバラードといえば、「When I Look Into Your Eyes」も有名ですけど、こちらはテイストが「Love of A Lifetime」の二匹目のドジョウ的なニュアンスもあるのが正直なところ。ナチュラルに生み出された完成度という意味で、こちらの方がより心を動かされますね。
現時点のSpotifyの再生回数では「Love of A Lifetime」が約6000万回で「When I Look Into Your Eyes」が約6600万回となっており、バラード系の楽曲はやはりダントツで多い結果となっています。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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