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【R.I.P.】レス・ビンクス(Les Binks)/ 元ジューダス・プリースト(ex JUDAS PRIEST)

ジューダス・プリースト(ex JUDAS PRIESTのドラマー、レス・ビンクス(Les Binks)が亡くなりました。73歳でした。

 

まだ詳細は公表されておらず、先月中に亡くなられていたようです。ジューダス・プリーストから離れた後も幾つかのバンドに参加してきましたが、近年ではK・K・ダウニングによるKK's プリーストにも参加し、話題になりいましたね。ただし、手首を痛めてツアーには出ずにその後バンドを離れており、健康問題を抱えていたのかもしれません。

 

ジューダス・プリーストにおけるレスと言えば70年代後期、77年から79年に在籍。長いバンドの歴史においてごく短期間でしたが、プリーストが最強のヘヴィ・メタル・バンドへと変貌を遂げていく、まさに最重要期のひとつにリズム隊としてその屋台骨を支えました。

 

音源としてはスタジオ作では78年の『Stained Class』、同年の『Killing Machine』(1978年)、さらに東京で収録された79年のライヴ作『Unleashed in the East』に参加。こちらも数こそ少ないものの、ジューダス・プリースト、しいてはメタル史に残る名盤において、レスのドラムプレイは燦然と刻まれています。

 

何といっても鮮烈だったのは『Stained Class』のオープニングを飾った「Exiciter」。いきなり冒頭から疾走感を煽るドラムパートで、レスの存在を強烈に印象付けました。前作にゲスト参加したサイモン・フィリップスはテクニカルなドラミングでしたが、レスはツインバスドラムを駆使したよりストレートなドラミングで、プリーストのメタル化に貢献しました。

 

『Killing Machine』の名曲「Hell Bent for Leather」での疾走感溢れるドラミングも、これぞメタルドラムのお手本と言えるものでしょう。決してパワーだけで押すわけではなく、多点のタム回しも駆使した多彩なドラミングも繰り出しました。

 

後任のデイヴ・ホーランドは、よりストレートなドラミングを得意としていましたが、曲に応じたバランスの良いドラミングができるレスを、プリーストのベストドラマーに選ぶプリーストのマニアも少なくないでしょう。

 

こうしたタイミングで改めてドラムに集中して3枚の音源を聴き直すと、その貢献度の高さを改めて感じられるはずです。今回はそんなレスの表情豊かなドラミングが、より劇的さを演出してくれる不朽の名曲「Beyond the Realms of Death」を聴きながら、ご冥福をお祈りしたい思います。

 

R.I.P. Les Binks

Beyond the Realms of Death

Beyond the Realms of Death

  • provided courtesy of iTunes